店長から一言

なっ、なんと・・・食料自給率が?

日本の食料自給率が40%、つまり60%近くを海外からの輸入に頼っています。主食のお米に関しては100%ですが、お米を原料とした加工品(米菓)に関しては、年々輸入米の割合が高くなっております。小麦に関しては、なんと14%しかありません。肉は約50%、果物は40%弱、魚介類でも50%弱と、主なものを見渡しても、その現状は先進国の中でも最低の水準といわれています。世界の人口は66億人、1分間に100人以上増えているそうです。ピンとこないかもしれませんが、輸出している国が不作になったり、日本との関係が悪くなったりすると、日本に入ってくる量の制限や、最近騒がれている、原材料の高騰につながります。もっと身近なものでいえば、ガソリンの高騰、やはり日本ではほとんど輸入に頼っています。リッター当り日本が150円くらいだとすると、アメリカやロシアでは約半分、サウジアラビアやイランでは20円くらいでしょうか。こんなに差が出るのも自国での自給率の問題が深く関わってきます。このことが食べ物にもいえるのです。

例えば朝食を和食と洋食で食料自給率での比較をしてみると、和食でも60%弱、洋食に至っては15%くらいしかないそうです。私も大好きなラーメンやスパゲッティー、焼そば等は10%以下となります。(T_T) 食生活の変化、日本人が和食を食べなくなってくる→小麦等の輸入が増える→食糧自給率の低下につながります。極端な話ですが、日本人がお米を食べなくなったら、自給率はさらに数10%まで下がります。

食べる事は生きていく上で絶対に欠かせない物ですが、なくなってみないと私たちは気がつかないのでしょうか?

農業をやめることは、明日からでもできます。でも作物を作ることは1日ではできません。畑や田んぼも数年、数十年かけて育っていきます。作る人がいて、食べる人がいる。このバランスが崩れる事が一番まずいんじゃないかなぁと思います。日本は土地の問題からしても、自給率を100%に上げるのは初めから無理があると思いますが、0に近づいていくのは、やはり問題だと思います。人も土地も1日ではできないものですからね。明日からいっぱい作るぞぉ、といってもそれは現時点では不可能な話ですから・・・

最近では日本の一部の農産物が海外への輸出が増えています。これは先進国に限りますが。日本産=高級というイメージがあるのも事実だと思います。しかし世界でも日本の農産物が美味しいと認められてきているのも現状です。自給率が低いのに輸出が増えるって??ちょっと考えさせられます。

 

食料自給率の話って、賛否両論あると思いますが、そのことについて考える事が一番大事じゃないかな、と私は思います。自給率が低いのに、食べ物を一杯捨てている日本人なのですから・・・

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