つかれた~
つかれた~
贈答品に入っている稲穂は、私達で刈っているんですよ・・・ | |||
うっ うわぁ~ ひろいなぁ・・・・ | |||
9月 今年も稲穂刈りの季節がやってきました。 うっ、うわ~ ひろいなぁ・・・ と、みんなも唖然 昨日までは真夏を思わせるような天気だったのに、今日は朝から雨がしんしん降っています・・・ みんなの元気も下降気味です・・・・ さっ、始めますか? ・・・・・・・・・ | |||
じゃじゃ~ん | |||
去年までは、稲穂を刈り取る為に、全員 首に手ぬぐい、手には鎌 と、いういでたちでした う-、腰が痛いよぉ-、チクチクかゆいよぉ-、たすけてぇ- なんてブツブツ言いながら刈っていました。 周りの農家の人たちも、いまどき手刈りなんてなぁ~、ご苦労なこった・・・と笑いながら通り過ぎていきます。 だって、今の機械なんかつかったら、田んぼから籾殻までいってしまって、肝心要な稲穂がなくなってしまうんですよ。 皆さんの中にも、実家が農家だったり、実際自分で稲刈りをした事がある人もいると思います。大変ですよね、農家の人たちには頭が下がります。みんなお米を食べよう!!日本の自給自足率をあげよう!! しか-し、今回ある農家Aさんが上の写真のバインダーなる機械を貸していただきました。 以下、そのときのやりとりと登場人物の紹介 農家A:推定60才の親切な神さまのような人。 社員A:40代の実家が農家で子供の頃から手伝っている、喜八堂の農業部長 社員B:20代、畑仕事とは縁の無い生活を送ってきた 社員C:60代、山仕事や畑仕事は、子供の頃からおてのもの。喜八堂の生き字引。 農家A 「おめぇら、いっつも手刈りでたいへんだなぁ-。ほれっ、こいつを使え!何十年も前の機械だども、まだ動くべ」 「これなら、稲穂も取れるから、でぇじょうぶだ。うん うんっ」 社員A 「うわぁ-、これバインダーじゃないですか? まだあるんですねェ」 社員B 「なんですか これっ???」 社員C 「おまえ、しらねのか? こいつがあれば、100人力だぞ!!」 「よっしゃ、はじめるべっ!」 みんなで万歳三唱のあと、農家Aさんにお礼を言い、今年の稲刈りが始まりました | |||
ガタッガタッ・・ ガツンガツン・・・・ | |||
機械を田んぼに入れるところだけは、手で刈らなければいけないので、だいたい1m四方を、社員Bにやってもらいました。 社員B 「うわっ、きついっすね、これ、腰にきますよ!」 他社員 「ほら頑張れぇ、良い経験だぞ。物を作るってのは大変なんだよ。」 社員B 「いいから、手伝ってくださいよ・・・」 他社員 「・・・・・・」 社員Aがバインダーを軽やかに操縦し、みんながその後ろから稲穂の束になったものを集めてまわります ガタッガタッ・・・ ゴツゴツッ・・・ 社員A 「うわっ、壊れた・・・、しゅろ縄がぁ・・・・」 「大変だぁ~、農家Aさんを探せぇ~~~」 全社員 「・・・・・・えっ、えっ、えぇ~~~」 と色々な事がありましたが、今年も稲刈りは無事終わりました。 あとは、稲穂の束を軽トラックに載せ何往復もして、野田市某所に運びこみます。 | |||
よっこいしょ | |||
今度は天日干しにする為、稲穂の束をひとつづつ干していきます。 天気にもよりますが、だいたい2週間くらい乾燥させます。 こうして完成した稲穂は、東京駅でおなじみの『昔大丸詰合せ』や贈答品の一部に入っています。 小さい事にもこだわります。 最近は機械化が進み、機械でガーっと入るともう籾殻になって終わりです。すごいですよね。 稲穂なんて目立たない物かもしれませんが、私達が一生懸命刈ってきた事も心のすみに置いてあげて下さい。 |